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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
本日25日から始まるジャクソンホール(経済シンポジウム)ですが、最大の注目材料であるパウエルFRB議長の講演は金曜日本時間23時からとなっています。8月に入ってからのFRB関係者によるタカ派発言が続いたことで、議長講演の内容もタカ派に振ってくるというのが市場参加者のコンセンサスです。
FF先物の取引状況を見ても9月FOMCの利上げ織り込み度は6:4で0.75%利上げが優勢な状況ですから、仮にパウエル議長がハト派な発言をしたりすると週末金曜のNY市場は波乱気味になるでしょう。ただ、インフレがピークアウトしたとしても依然として8%台とFRBのターゲット2%から乖離していること、また昨年のジャクソンホールでは既にCPIが5%台に乗せてきているにも関わらず、インフレに対する認識が一時的と誤った見方をしたことも現在の急速な引き締めにつながっているため、さすがに今年はタカ派な発言をせざるを得ないかと思われます。
そして来週は火曜にドイツ、水曜にユーロ圏と欧州主要国のCPI速報値が発表されますので、果たして前月から下がっているのかどうか金曜の米国雇用統計以上に注目が集まりそうです。