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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
米国CPIが前年比、前月比とも予想よりも強かったことから米金利上昇、株安、ドル高という初動でしたが、その後は急速に戻す動きとなっています。それでもこの数字を見ると次回FOMCでも0.75%利上げの可能性が高そうですから、少なくとも為替市場はドルが底堅い推移を辿りやすいと見てよさそうです。
来週には日本の全国CPIが発表されますが、東京区部のCPIが高かっただけに全国CPIも高い数字が出そうです。また10月、11月からの値上げは今後年末までに出てくるCPIに反映されていくでしょうから、日本のCPI3%台乗せもおそらくは年内に見ることとなりそうです。
そうなると、2023年は米国の緩和への転換よりも先に、日本の引き締めへの転換を見る可能性も出てきました。黒田日銀総裁は2~3年は緩和継続と退任後の次期を示していましたが、そこまで緩和を継続することは出来ないと思われます。
次期日銀総裁は、雨宮副総裁か中曽前副総裁の二人に絞られてきたようですが、最初の会合で出口戦略について検討といった流れになりそうな気もします。インフレの芽は出たと思ったら一気に伸びていくというのは米国や欧州の昨年以降の動きを見れば明らかだと思います。