【マーケットニュース】インドルピー、1カ月で最大の値下がり 過去最安値
新興国通貨安の警戒感が強まっている中、アジアの主要新興5カ国(インド、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ)の通貨の対米ドルベースの値動きをみると、年初来での下落率が最も大きいのはインドルピーである。 今月12日には一時1米ドル=72.91ルビーと年初来12%超安まで下落し、対米ドルの過去最安値を連日で更新した。経常赤字が過去5年で最大に膨らんだことを嫌気し、他新興国市場が売られる中、投資家は国際収支が悪化する国に一段と厳しい目を向けているのが現状だ。 続きはこちら ▶
トルコ中央銀行が13日、政策金利である1週間物レポレートTRINT=ECIを17.75%から24.00%に引き上げた。市場予想の3%を上回る6.25%の利上げを実施し、資本流出の懸念がいったん和らいだ。中銀は声明で「必要なら一段の金融引き締めを行う」と表明。通貨リラが上昇したほか、市場ではエルドアン大統領の金融政策への影響を巡る懸念が緩和した。インフレ阻止までの道のりはまだ長いだろうが、中銀が独立性を保ったとみられることは評価でき、投資家にとってよいメッセージとなった。「調達通貨」の円は全般に下がりやすくなっており、対欧州通貨などでの円売りが主導して円安・ドル高が進むとみている。目先、円相場は1ドル=112円台半ばまで下落余地がありそうだ。
1ドル=112円ちょうどを明確に下回れない時間帯が長かったため、112円30銭や112円50銭あたりに損失限定(ストップロス)の円売り注文が増えるとみられる。この付近に接近するとストップロスを防ごうと円買い・ドル売りが入りそうだ。
【ドル円 日足チャート 水平線 112.50】
【トルコリラ円 日足チャート】
マクロウォッチリスト
田代岳 【FXオプションを使ったトレード戦略】 | |
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先週ご紹介したEUR-USDのポジションは、雇用統計前に上昇したところで、行使価格の1.1650と同じスポット価格1.1650でEUR14,000売り、EURコールEUR100,000に対し、デルタヘッジを50%のEUR 50,000として雇用統計を超えました。 | |
成田博之【需給動向と相関が語る世界】 | |
米エネルギー情報局(EIA)が12日に発表した週報によると、7日までの1週間の米原油在庫は前週比530万バレル減と、取り崩し幅は市場予想を大きく上回った。これを受けて、米国内の需給引き締まり観測が広がり、買いが一段と活発化した模様。また、外国為替市場で米ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたことから、原油が買われたようです。 | |
山中康司 【テクニカル分析に強くなるオートチャーティスト】 | |
今週のピックアップはドル資金で、株価指数、金、外貨を買うという米国から考えた場合の擬似的な分散投資の例となっています。分散投資というのは一般的に投資対象を多様化することでリスクを減らしつつリターンを得るという考え方です。古典的には、国内株式と債券、海外株式と債券に投資対象を分けるところからスタートしていますが、現在ではオルターナティブ(代替資産)としてコモディティ、FX、不動産等あらゆる投資先に理想的な比率を考えながら投資するというスタイルと言えます。 |
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