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Chief Investment Strategist
サマリー: ウォルマート、ホーム・デポ、シーという注目企業3社の決算が米国株式市場寄り付き前に発表され、ウォルマートは営業利益、および通期業績の上方修正でサプライズをもたらし、株価が時間外取引で7%上昇しました。ホーム・デポの第3四半期はまずまずの業績でしたが、投資家は取引件数の減少を懸念しており、予想に対するポジティブサプライズは単純なインフレ効果であり事業の改善によるものではないと考えています。シーは、ゲームおよびEコマースの事業損失が懸念されていたよりも小さかったことから、時間外取引で17%上昇しています。
東南アジアのゲーム、Eコマース企業である、シーの第3四半期は、売上高が前年同期比17%増の31.6億ドルと予想を上回りましたが、調整後EBITDAは予想の-4.574億ドルに対して-3.577億ドルと黒字化に苦戦しています。2023年度の見通しを公表していないのは、事業環境が不安定なためです。ゲーム事業の通期売上高は前回見通しの29-31億ドルから26-28億ドルに下方修正されました。第3四半期の業績発表では、ゲーム事業が減速しており、全般に良好な決算とは言い難いにも関わらず、EBITDAが予想を上回ったことを投資家は好感しており、株価は時間外取引で17%上昇しました。