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Chief Investment Strategist
サマリー: 4月25日からの週には第1四半期決算シーズンが本格化し、Apple、Amazon、Microsoft、Alphabet、Metaの決算発表が行われます。これらの企業の決算は、テクノロジー株のセンチメントをはじめ、株式市場全体に大きな影響を及ぼします。速報値では、MSCI Worldと比べて、テクノロジー企業は利益率がそれほど打撃を受けていないことが示されています。また、29日には、石油大手であるExxon MobilとChevronの重要な決算があり、両社が2022年の設備投資を拡大することが期待されます。
Nasdaq 100は利益率への影響を最小限に抑えられるか?
4月25日からの週には第1四半期決算シーズンが本格化し、米国の主要なテクノロジー企業・消費財企業の決算発表が行われます。Microsoft、Alphabet、Visa、Meta、Apple、Amazonなどの大企業の決算に注目が集まります。テクノロジーセクターや消費財セクター以外では、29日のExxon MobilとChevronの決算発表が重要です。世界経済においてエネルギー投資の増加が切望される中、2022年の設備投資計画を確認する材料になります。
第1四半期業績の速報値では、純利益率は、S&P 500とMSCI Worldでは悪化が続いている一方、Nasdaq 100では持ちこたえていることが示されています。米国のテクノロジー企業が決算を発表する25日からの週には、この点が最大の注目点となります。というのも、インフレが急速に進む中で、テクノロジー企業の利益率が維持されれば、米国のテクノロジーセクターのセンチメントが一変する可能性があるからです。第1四半期のEPSの前期比伸び率も、現時点でNasdaq 100だけは上向いており、MSCI WorldとS&P 500では鈍化しています。テクノロジー企業の利益率が維持されれば、新たな注目のトピックになる可能性があり、テクノロジー株の復活の原動力になりますが、逆方向の要因になるのが急速な金融引き締めとキャッシュフローの割引率です。
一つ確かなことは、米ドル高による圧力の高まりや、中国でのロックダウンに伴う世界的なサプライチェーンのボトルネックの増加もあり、目が離せない一週間になりそうだということです。
以下のリストは、当社がカバーする決算の中で、25日からの週に決算を発表する約600社のうち最も重要な企業を示しています。