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Chief Investment Strategist
サマリー: Salesforce は31日(水)に第1四半期決算(2-4月期)を公表する予定です。アナリスト予想によると、同社の売上高は前年同期比10%増、EBITDAも大幅に増加する見通しとなっています。また、昨日(25日)公表された一連の経済指標は、米経済が依然力強い成長を遂げている可能性を示唆しており、当グループがこれまで指摘してきたように、足元の経済情勢は「FRBの利下げは危機的な状況に直面した場合のみ正当化される」との見方を裏付けています。欧米企業の業績予想は持続的に上向いており、株式市場は年内のハードランディングや危機的状況が生じる可能性を織り込んでいない可能性があります。
※本レポートは自動翻訳を一部修正したものです。原文と和訳に齟齬がある場合は原文が優先されます。
米企業の第1四半期決算シーズンは終盤を迎えています。31日引け後に発表されるSalesforceの第1四半期決算(2-4月期)は最も注目される決算のひとつとなっています。コスト削減の取り組みが奏功したことで同社の収益性は大幅な改善が見込まれており、アナリスト予想によると売上高は前年同期比10.3%増の82億ドル、EBITDAは12%増の32億ドルとなる見通しです。また、同社の売上高の伸びた背景には、Snowflakeをはじめとする米テック企業のテクノロジー投資が全体的に減速傾向にあることがあります。しかし、投資家やテック企業の経営陣はすでに20%の収益成長率よりも、フリーキャッシュフローの創出力に焦点を定めつつあり、当グループの予想では、同社の収益性は今後5年間で著しく改善する公算が大きいと考えています。Salesforceの株価は、収益性の改善を重視した経営方針が評価され、今年に入ってから58%上昇しています。
以下は、来週(29日週)公表予定の主な企業決算のリストです;
今年初めに起こった米銀を巡る危機は金融環境のタイト化を予見させるものとなり、市場はより高いリセッション確率を織り込むと同時に、急速に年内3回の利下げシナリオへと傾きました。を実施すると予想しました。当グループは、「米経済および労働市場はなお底堅く推移しており、市場はインフレ鈍化や金利低下を前倒しで織り込むという過ちを再び犯している」との見方を、引き続き維持しています。米国の地銀を発端とする銀行危機以降、金融環境は緩和の一途を辿っており、足元では今年2月初旬に近い緩和的な環境にあります。
今年第1四半期の決算シーズンが始まって以来、S&P500指数とSTOXX600指数の12ヵ月先予想利益はそれぞれ0.4%、2.5%増と大きく上昇しており、企業業績見通しや経済活動の水準が底堅く推移していることを裏付けています。米国株式はこのところ横這いの動きが続いていますが、FRBがインフレ抑制に向けた利上げによって経済成長率を効果的に鈍化させる必要があるとのメッセージを発した場合、市場が一定の下押し圧力に晒されるリスクが高まります。