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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週も米国個別株CFDを見てみます。ひとつは20日に急落したネットフリックス、そしてもうひとつはやや異なるものの傘下に同様のサービスを持ちトータルでは会員数2位となるディズニーを見て行きます。
■今週の米国株CFD
今週も米国個別株CFDを2つピックアップします。ひとつは急落したネットフリックス(NFLX.xnas)、もうひとつ業種的にやや異なるのですが、ウォルト・ディズニー(DIS.xnys)を取り上げます。
(1) ネットフリックス(NFLX.xnas)
ネットフリックス(NFLX.xnas)は20日に急落しましたが、これは1~3月期の会員数がここ10年で初めて減少に転じたこと、4~6月期の会員数もさらに減少する見込みであることが嫌気され、19日終値348.61から20日ザラバ安値212.51まで136.1ドル、率にして39%もの急落を演じることとなりました。
ネットフリックスは動画配信サービス最大手で全世界で2億人を超える会員数がいますが、ここ2年程はコロナによるステイホーム需要がかなり大きかった故の急成長でした。米国を中心に以前の生活スタイルに戻る動きが会員数減少につながったようですが、それでも定額制動画配信サービスのニーズは大きく、今後はコンテンツでの勝負に入って行くと見られます。
テクニカルには月足チャートをご覧ください。
昨日の下げがあまりに大きかったので、判断が難しいところですが既に2018年12月安値も下回ったことから次のターゲットとしては2017年高値圏と重なる200ドルの大台が視野に入ります。ただ現在の水準から大台200ドルまでは長期的な視点で買いで入り100ドル抜きを目指したいと思います。
(2) ウォルト・ディズニー(DIS.xnys)
ウォルト・ディズニー(DIS.xnys)も動画配信サービスの大手で、ディズニー+、Hulu、ESPN+など複数のサービスを傘下に持ち、会員数は1億8千万人とネットフリックスに次ぐ規模です。インドで配信しているHotstarは単独で3億人となっていますが、このサービスは含めない方が実態に近そうです。いずれにしてもネットフリックスの2.1億人にかなり近い規模のサービスを行っていることだけはたしかです。
ディズニーの場合、テーマパークなど多くのサービスを提供していますので、動画配信サービスの売上高はざっくりと4分の1程度です。最近はネットフリックスに追いつけとサービス強化をしてきましたし、代表的なところでHuluを見ると提供動画数や解像度などネットフリックスよりも優れているところも多いと思います。
そうしたことも含めてチャートを見てみましょう。こちらは週足チャートです。