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テクニカルアナリスト
サマリー: S&P 500種指数とナスダック総合指数はレンジ相場が続く - 方向感を見出すにはボックス圏上抜けが必要に
NYダウ平均は上昇モメンタムを維持できず、調整入りの可能性が
ラッセル2000指数は下値支持線で取引を終え、下降トレンドを継続
ナスダック100指数は12,060~11,450ポイントのボックス圏内で推移し、方向感を見出すためにはレンジを上抜ける必要があります。終値が11,450ポイントを下回った場合は、今年10月の底値を試す展開も予想されます。
逆に終値で12,060ポイントを上回ることができれば、中期下降トレンドの天井圏を上に抜けていく展開も期待できます。その場合12,740ポイント近辺で上値が抑えられるでしょう。
NYダウ平均株価は上値抵抗線となる34,281ドルを上抜けて取引を終えた後、上昇モメンタムを継続できずにいるようです。ただ、RSIに強いダイバージェンスが見られるため、足元の下落トレンドが一巡し、トレンド転換の可能性を示唆しています。
一方、終値が33,239ドルを下回る局面では、32,328ドル(フィボナッチ比率38.2%)付近まで大きく売られる可能性が高いでしょう。市場に買い手が戻れば、終値が34,281ドルを上回った場合は、再び35,492ドルを上値抵抗線として意識しつつ、上昇トレンドを継続する展開となるでしょう。
ラッセル2000指数は下降トレンドを辿っており、下値抵抗線となる1,758ポイントを試す展開が予想されます。終値がそのラインを下回った場合は、今年10月の底値近辺まで再び売られる場面も予想されます。市場が強気トレンドを取り戻すには、終値で1,900ポイントを超える必要があります。
RSIダイバージェンス:相場が高値・下値を更新しているにもかかわらず、Relative Strength Index(RSI:相対力指数)は高値・下値を更新していない現象を意味します。これは市場に不均衡が生じており、上昇、または下降トレンドが転換するサインとなります。市場のダイバージェンス(乖離)またはインバランス(不均衡)は長期的に生じる場合もありますが、足元のトレンドが一巡した可能性を示唆する指標となります。