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テクニカルアナリスト
サマリー: ウォール街では毎年クリスマスの時期になると、年に1度の無料ランチが配られます。12月になるとファンドマネージャーや投資家がその年最もパフォーマンスの冴えなかった銘柄を投げ売りするからです。本稿では、2022年のパフォーマンス下位25銘柄の一覧をご提供します。なかには2023年にリバウンドが見込まれる割安銘柄もあるかもしれません。
Stock Trader’s Almanacによると、クリスマスはウォール街で無料ランチにありつける年に一度のチャンスだそうです。
一年を終えるにあたり、ファンドマネージャーや投資家は主に税負担を軽減する目的でパフォーマンスの振るわない銘柄を処分する「大掃除」をします。クリスマス休暇に入る前にこれらの銘柄を投げ売りし、損失が発生したポジションを手仕舞いするのです。
Stock Trader’s Almanacの統計は、12月半ば頃に52週安値で売られた銘柄は翌年の2月半ば頃までに総じて市場をアウトパフォームする傾向を示しており、その間の平均上昇率は13%程度に上ることが分かっています。
以下の図は、2022年のS&P500のパフォーマンス下位25銘柄と米株式市場全体のパフォーマンス下位25銘柄の一覧です。著作権の関係で、これら銘柄はStock Trader’s Almanacが毎年購読者に発行する銘柄一覧に基づいて作成したものではありません。ただし、これらの銘柄の大半がStock Trader’s Almanacに含まれていると考えて良いでしょう。
注意:これらの銘柄が市場をアンダーパフォームした背景には、ファンダメンタルズ要因が影響している可能性があり、その場合には来年もアンダーパフォームし続けるリスクを伴っています。
ただし、これらの銘柄が年初の数週間、あるいは2月半ばまでの間に市場をアウトパフォームする保証はありません。底値で拾ったり、極端に割安な銘柄を追求したりすることは危険なスポーツと同じです。損切りのタイミングを見極めつつ、規律ある運用を行いましょう。
2022年パフォーマンス上位・下位銘柄
SaxoTraderでパフォーマンスが最も振るわなかったセクターや業種別ETFを検索することもできます。
以下のイメージ図は、筆者のETFのウォッチリストに基づいて作成したものです。レバレッジETF(Bull 3X ETFやUltra ETF等)は対象外です。
なお、これらのETFが向こう数週間にわたって市場をアウトパフォームするという保証はありません。