口座開設は無料。オンラインで簡単にお申し込みいただけます。
最短3分で入力完了!
テクニカルアナリスト
サマリー: ドル円は142.25の重要な抵抗線を試す、これを超えれば高値更新のシグナル。ユーロ円とポンド円は上昇、次の強気相場を前に、小幅な調整の可能性も
昨日のドル円相場は初めて142.25の抵抗線を試しましたが、それを超えるには至りませんでした。まもなく、この抵抗線を再度試す可能性があります。
RSI(相対力指数)にはダイバージェンス(価格が示す方向性とテクニカル分析指標が示す方向性が逆であること)が認められ、これはドル円が再び142.25超えに失敗した場合、140付近まで戻される可能性があることを意味します。
ドル円は上昇ウェッジ型パターン(上値と下値を切り上げながらもみ合うチャートパターン)で取引されていますが、138.80-138.40の下値支持線を下回るかが試されることになるでしょう。一旦終値で138.40を下回れば、さらなる売りを呼び、上昇トレンドラインの支持線が切り下がり(点線で表示)、55日移動平均線、200日移動平均線まで下落する可能性があります。
一方、142.25より上で引けた場合は、ドル円の上昇を示すRSIダイバージェンスが失効する可能性が高いでしょう。ユーロ円は、5月の調整の1.618のプロジェクションに到達し、156付近のトライアングルパターンのブレイクアウトターゲット(縦矢印で表示)に迫っています。
しかし、RSIがプラスであり、ダイバージェンスも認められないことから、より高い水準に達する可能性があります。2.00プロジェクションの157近くへの上昇もあり得ます。しかしながら、156.80付近には抵抗線が存在します。
強気トレンドを反転させるには、146.10を下回る終値が必要です。
ポンド円(週足チャート)は、1.618プロジェクションの182.48近くに達しましたが、さらに上昇する可能性は十分にあります。
RSIはプラスでダイバージェンスも認められず、188.90水準への上昇を示唆しています。ただし、上昇途中での調整が予想されます。188.90はかなり強い抵抗線です。これは、2016年の大幅調整前のピーク水準です(月足チャート)。
現在の上昇トレンドは急激で、長期的な上昇チャネルパターンの上限トレンドラインを上抜けしています。
週足と月足では、ポンド円の中長期的な上昇を示すRSIダイバージェンスは認められません。
短期的には、上昇チャネルパターンの下限トレンドラインまで調整する可能性があります。上昇トレンド再開前に178を付けるかもしれません。場合によっては、リトレースメント.382の176.67まで下落するリスクもあります。
上昇トレンドラインから跳ね返される可能性が高い 日足RSIを注視する必要があります。