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債券戦略責任者
サマリー: 市場が今年後半の利下げの可能性を再び織り込む中、先週末の時点で米国債の利回りは全ての年限で抵抗線を上抜けて上昇しました。今週は24日(水)にFOMC議事録が公表された後、26日(金)には米4月個人消費支出(PCE)の発表が控えており、これらの内容次第では米国債の売りが継続する可能性があります。
ここ最近の急激な米国債利回りの上昇は、当面続く可能性がありますが、いずれは来るべきリセッションによって中期的に低下に向かう可能性が高いという点には留意が必要です。
米30年国債(30YK3)の利回りは支持線を上抜けした後、引き続き4%に向けて上昇しています。この水準を上回れば、次の抵抗線は4.3%に切り上がります。
米2年国債(2YYK3)の利回りは今年3月以来のレンジ上限(4.24%)を試す展開となっています。このレベルを上抜けした場合、次の抵抗線は4.49%へと上昇します。