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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: サクソバンク証券では、個別株CFD、株式指数CFD、商品CFD合わせて約8,500銘柄以上の取引が可能です。日本株CFDは国内最多水準の約1,500銘柄、米国関連CFDは取引時間外も取引可能となっています。アセンダント社の山中 康司氏による、CFDのピックアップ銘柄についてのレポートをお読みいただき、CFD取引のヒントとしてご活用ください。
前回からレポート形式を変更し、各種CFDから5銘柄をピックアップすることとしました。以前のCFDは米国個別株のみを対象にしていましたが、現在はは欧州株CFD等からもピックアップしていますので是非参考にしてください。なお、更新頻度はこれまで同様に隔週での提供となります。ピックアップする方法の詳細については「CFD銘柄のピックアップ手法について」をご覧ください。
当レポートではSaxoTraderGOを使用しています。SaxoTraderGOの概要は以下のページをご覧ください。
SaxoTraderGO概要
サクソバンク証券では、個別株CFD、株式指数CFD、商品CFD合わせて約8,500銘柄以上の取引が可能です。日本株CFDは国内最多水準の約1,500銘柄、米国関連CFDは取引時間外も取引可能となっています。
CFD銘柄のピックアップは、広くCFD(株価指数、各国個別株、コモディティ)の中から5銘柄をピックアップしていきます。
(1) autochartistによるピックアップ
株価指数、米国個別株、欧州個別株は以前の米国個別株同様autochartistを使ったピックアップとし基準は以下の通りとします。
資産クラス=個別株CFD、株価指数CFD
パターンタイプ=チャートパターンとキーレベルパターンのブレークアウト
確率=70%以上(選択肢が少ない場合は65%以上もしくは60%以上まで拡大)
間隔=4時間足+日足
上記フィルターでスクリーニングをかけ、可能な限り経過本数が少なく、かつなるべく信頼度が高いCFDを選びます。その時の株式市場全体の地合いを考慮して買い・売り双方からピックアップします。autochartistでは利食いと損切のターゲットも示されていますので、これらもそのまま使うこととします。
(2)スクリーナーによるピックアップ
日本個別株、香港個別株、商品CFDはautochartistに登録されていないため、SaxoTraderのスクリーナー機能を使います。個別株は流動性も考慮し中型株以上に相当する銘柄(時価総額10億米ドル以上)から、サクソバンク証券で多くの投資家に選ばれていて1週間で人気があった「週人気」の銘柄を選択の基準とします。つまり買いのピックアップとなります。
さらに絞り込むため、市場予想平均が「買い」と「強い買い」となっている銘柄のうち、テクニカルを併用しなるべく価格が20日単純移動移動平均線よりも上にあることを条件とします。移動平均線よりも下にある場合には短期RSI(パラメータ3)を確認し売られ過ぎの水準から買いに転じた銘柄のピックアップを行います。
スクリーナーによるピックアップの利食いや損切りのターゲットについては、テクニカルに明確なターゲットが存在する銘柄のみ併記することとします。
(1)、(2)どちらのピックアップでもチャート的に注意すべき点がある場合には補足コメントとして追記してありますので、併せて参考にしてください。
前回執筆日(4月9日)から本日までは相変わらずトランプ大統領の思い付きと言えそうな発言に振らされる日が続き、株式市場も乱高下を繰り返しています。6月末までは米国と他国との関税協議が続きますが、特に米中間の緊張が改善されるのかどうかが今後も最大の注目材料となるでしょう。
それでも関税自体が無くなるとは思えませんし、今年に関しては米国を中心として世界経済の鈍化は免れないでしょうから、どうしても上がったところでは売りが出やすいという地合いは続きやすそうです。
前回は以下の5銘柄をピックアップしましたので、その後の展開を簡単に振り返っておきます。
(1) 米国個別株:ボーイング(BA.xnys) 白金先物も週人気から売られ過ぎの水準から買いに転じた銘柄として選びました。前回執筆日以降のレンジは900.09~985.91、昨日終値は955.29で引けましたが、仕切りのタイミングも同様に逆方向のゾーン・エグジットを示していました。この逆方向のゾーン・エグジットが21日に発生、その時の価格は966.61でしたので、白金先物に関してもこの時点で利食いとなりました。 前回はautochartistによるピックアップは結論が出ずのままですが、週人気からのピックアップでは併用した短期RSIのゾーン・エグジットがエントリー(仕掛)、エグジット(利食い)ともうまくワークしてくれました。
サポートレベルの下抜けによる売りシグナルで、ターゲットが121.27、ストップが184.35となっていましたが、前回執筆日以降のレンジは137.94~163.90、昨日終値は162.52で引けました。観察期間がまだ2か月近く残っているため継続観察ですが、こちらは前回執筆日より上がってきていることを考えると分が悪そうです。ただ米国から中国への航空機輸出が現時点ではストップしていることもあり、動き次第では再び下げる可能性はあるでしょう。
(2) 米国個別株:エヌビディア(NVDA.xnas)
下降トライアングルの下抜けによる売りシグナルで、ターゲットが26.25、ストップが49.83となっていましたが、前回執筆日以降のレンジは33.55~45.56、昨日終値は42.09で引けました。観察期間が週間ほど残っているため継続観察とはなりますが、前回執筆時点より下げてきていることから米国株の中でもハイテク株、その中心にいるエヌビディアは戻り売りを考えている投資家が多そうな印象です。
(3) 米国個別株:ロビンフッド・マーケッツ(HOOD.xnas)
サポートレベルの下抜けによる売りシグナルで、ターゲットが121.27、ストップが184.35となっていましたが、前回執筆日以降のレンジは137.94~163.90、昨日終値は162.52で引けました。観察期間が残り1週間を切ってきたことを考えると今週末前に成り行き決済という方針となります。
(4) コモディティ:銀先物(SILVERMAY25)
銀先物は週人気から売られ過ぎの水準から買いに転じた銘柄として選びました。前回執筆日以降のレンジは2925.0~3316.5、昨日終値は3249.1で引けましたが、仕切りのタイミングとして逆方向のゾーン・エグジットを示していました。この逆方向のゾーン・エグジットが17日に発生、その時の価格は3253.5でしたので、銀先物に関してはこの時点で利食いとなりました。
(5) コモディティ:白金先物(PLATINUMJULY25)
NYダウの日々の変動で1000ドルの上下が普通に起きている現状を考えると買いで考えるか、売りで考えるか非常に悩ましいと言えます。ただ現在の米国経済を取り囲む環境を考えると上がったら売りという地合いにあると思いますので、そのあたりも考慮しながら売りも買いもどちらもピックアップするというスタンスで行きましょう。
ナスダック100の株価指数CFDですが、試しに4時間足での選択としてみました。当然観察期間も短く4日間となっています。本日の東京時間に発生したシグナルですから来週月曜のNY引けまでに結果は出ますね。
トライアングルの上抜けによる買いシグナルで、ターゲットが19384.26、ストップが17590.28となっています。観察期間は上述通り4日、月曜までに利食いも損切も到達しなかった場合には月曜終値で判断します。
※補足コメント:早朝のトランプ大統領のパウエル議長を解任する予定は無いとの発言でリスクオンとなり、4時間足チャートでトライアングルの上抜けというチャートパターンです。日足チャートではない点には注意してください。
金と銅の鉱山会社です。現物金が3500ドルをつけて反落する動きもあってやや上値が重たい印象もありますが、直近高値で下げ止まっていること、買いシグナルが出た時よりも安く買えることからのピックアップです。
(5)日本個別株:楽天(4755.xtks)
一時期モバイルが足を引っ張って危ないとまで言われましたが、状況はかなり改善しています。
こちらも短期RSI(3日RSI)が売られすぎゾーンから出ていくゾーン・エグジットのパターンです。エグジットは同様に短期RSIが買われすぎゾーン(70)に入って出ていく逆方向のゾーン・エグジットを考えておきます。
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