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テクニカルアナリスト
サマリー: 銅は重要な抵抗線を突破し、高値更新へ。金は再び1,680で揉み合い。銀とプラチナは主要な抵抗線を試しており、高値更新の可能性があります。金銀比価は重い(高い)ように思われます。
金(XAUUSD)は過去数か月、レンジ内で推移しており、その転換点となっている1,680レベルを上抜けするのが難しい状況にあります。55日単純移動平均線(55 SMA)も強固な抵抗線となっています。RSIでも、センチメントが好転する分岐点となる60を上抜けるのが困難となっています。
もし金が1,680より高い水準で引けた場合には、次の重要な抵抗線は1,735付近となります。1,735を上回って引けた場合、現在の中期下降トレンドと週足チャートで示されたダブルトップが反転するか、少なくとも崩れることになります。1,735を超える終値が実現した場合の主要な抵抗線は1,808となります。
銀(XAGUSD)は、銅とともに先行して動いているようにみられます。銀は17.50と21.25の間の広いレンジをブレイクしそうです。RSIは60を上回っており、センチメントはポジティブとなっています。21.25を上抜ければ上昇トレンドが確認されます。抵抗線は22.51付近です。
週足で見ると、銀はショルダー・ヘッド・ショルダーのパターンを形成しています。もっとも、これは完璧なショルダー・ヘッド・ショルダーのパターンとは言えませんが。ネックラインを上抜けすればこのパターンが確定し、ネックラインのブレイク次第では、25付近が目標となる可能性があります。
ネックラインを上抜けた場合、週足RSIは60を超える可能性があり、センチメントはポジティブとなります。
もし21.24を超えることが出来ず、週足RSIが上昇トレンドラインを下回るようであれば、銀のショルダー・ヘッド・ショルダーパターンは崩れ、第3四半期の安値を試すことになる可能性が高いと思われます。
プラチナ(XPTUSD)は、数週間前に対称トライアングルパターンをブレイクアウトしました。下降トレンドラインの上側を試して抜けました。昨日(11月8日)の終値が975を超えたことにより、RSIのポジティブセンチメントに支えられ、上昇トレンドが確認されました。
垂直方向の矢印で示された、トライアングルパターンをブレイクアウトした後の目標は1,072-1,095付近で、トライアングルの上辺から下辺の1.618および1.764に相当する予想となっています。抵抗線は1,035です。
この図式が崩れるには、プラチナの終値が912を下回る必要があります。
銅は、金曜日(11月4日)の終値で359.30の抵抗線を上回り、RSIも60を上回ったため、ポジティブセンチメントとなりました。銅は378付近を抵抗線として、400に向かって上昇し始めています。
一方、もし銅が336を下回るようなことがあれば、強気な見方が崩れ、反転の可能性が高まります。