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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週はドル円(USDJPY)を取り上げました。パウエルFRB議長の議会証言(上院)では、予想されていた以上にタカ派な発言が見られ、ターミナルレート(ピーク金利)が一段と上がる可能性、利上げペースを加速する可能性に言及しました。この発言を受け、昨日の東京市場でドル円は137.912と12月15日以来の高値をつけました。ここからの展開を考えます。
今週はドル円(USDJPY)と米国個別株CFDを2つ取り上げます。
今週はドル円(USDJPY)を見て行きましょう。
今週のパウエルFRB議長の議会証言(上院)では、事前に予想されていたタカ派思惑以上にタカ派な発言が見られ、前回のFOMCで使われたディスインフレプロセスという単語は一切出ずに、ターミナルレート(ピーク金利)が一段と上がる可能性、利上げペースを加速する可能性に言及しました。この発言を受け、FF先物のコンセンサスはターミナルレートが5.25〜5.5%、年内の緩和への転換はなしという状況になり、昨日の東京市場でドル円は137.912と12月15日以来の高値をつけました。
しかし昨夜の議会証言(下院)では、3月FOMC前に重要なデータ発表があり、データ次第と必ずしも市場のコンセンサスとなった0.5%の利上げが行われるとは限らないと取れる発言をしましたことから金利低下とドル安の動きを見ましたが、下がったところでは着実に買いが出てくる動きとなりました。
明日の米国雇用統計、来週のCPIが予想以上に強い結果となれば3月FOMCでの0.5%利上げは確実、逆に弱い結果でも0.5%利上げの可能性は高いものの、当日待ちという流れとなって行きそうです。株式市場は調整が入っても先週の振り返りを見ても分かる通り思いのほか底堅い展開ですが、円相場は素直に日米金利差拡大思惑によるドル買いの流れが続きやすいと言えそうです。
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