米国株式を取引する際、手数料は利益に大きく影響します。取引手数料や両替手数料が高いと、その分コストが増え、運用パフォーマンスが下がる可能性があります。
そこで、本記事では米国株取引にかかる手数料について
サクソバンク証券の例を挙げながら詳しく解説します。
米国株の手数料
それでは早速、米国株の取引時にかかる手数料を見ていきましょう。
取引手数料
証券会社に支払う費用のことです。一般的には取引額の一定割合が手数料としてかかります。
これは、証券会社が投資家と企業の間をつなぐ仲介役を担っているためです。つまり、投資家が支払う手数料はこの仲介サービスの対価であり、証券会社は売り手と買い手をつなげる役割も果たしているのです。
両替手数料(為替手数料)
日本円を外国通貨に両替する際に発生する費用です。証券会社ごとに手数料の有無や金額が異なります。
手数料はできるだけ安い方がいい理由
株を売買するたびに手数料が発生するため、取引回数が増えるほど利益が手数料で削られることになります。
小さな手数料の差が数年〜数十年後には大きな差となるため、できるだけ低コストで取引できる証券会社を選びましょう。
手数料の計算方法
以下は、
サクソバンク証券で米国株を取引される場合の計算例となります。
現物取引の取引手数料
現物取引とは企業が発行する株を現金で購入し、株主となる取引のことをいいます。
サクソバンク証券における米国株式の現物取引では、アカウントステージによって手数料が安くなり、約定金額が4,000ドル相当の米国株式の取引にかかる
手数料の計算式は以下の通りです。
アカウントステージ | 計算式 | 4,000ドル相当の取引の計算例 |
クラシック | 約定代金×0.088% | 4,000×0.088% = 3.52 USD |
プラチナ | 約定代金×0.055% | 4,000×0.055% = 2.20 USD |
VIP | 約定代金×0.033% | 4,000×0.033% = 1.32 USD |
差金決済取引(CFD)の取引手数料
差金決済取引(CFD)とは、売買によって生じる「差額」のみで金銭をやり取りする取引のことです。つまり、自分が持っているお金以上の取引が可能です。
サクソバンク証券における米国株式の差金決済取引(CFD)は、取引手数料を無料で提供しています、
両替手数料
サクソバンク証券では、米国株取引時に日本円口座を使うか米ドル口座を使うかで両替手数料が異なります。
口座の種類 | 両替手数料 |
円口座 | 0.25%の両替手数料 |
米ドル口座 | 無料* |
サクソバンク証券で米国株式を取引する場合は、米ドル口座を利用すると、表の通り両替手数料が無料であるため、売買の都度かかる両替手数料を抑えることができます。できるだけお得に取引したい方は
米ドル口座が
おすすめです。
*円口座から米ドル口座へ資金を移動する場合には0.25%の両替手数料がかかります。
まとめ
本記事では、米国株でかかる取引手数料や両替手数料について解説しました。
米国株にかかわらず、株の取引では手数料をできるだけ安く抑えることが重要です。賢く証券会社を選び、お得に投資を始めましょう。