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テクニカルアナリスト
サマリー: ブレント原油とWTI原油は、1週間におよぶボックス圏相場から上放れし、5-10%の上昇の可能性があります。オランダTTF天然ガスは主要な下値支持線を試しながら軟調に推移しています。今後反発するのか、それとも下値支持線を割るのかが注目されます。ヘンリーハブ天然ガスは短期的に上昇基調をたどり、3ドルの上値抵抗を試す展開となるでしょう。
ブレント原油は昨日、78.66付近の上値抵抗線を上回って取引を終え、ボックス圏相場から強気に転じました。RSI(相対力指数)は60の閾値を上回り、市場の勢いを後押ししました。ブレント原油が「雲」を超えれば、つまり79.38を上回れば、強気相場が定着します。
ブレント原油は、200日移動平均線と82.50-83.00付近の上値抵抗線まで上昇する可能性があります。83を上回れば、87-88付近まで上昇する可能性があります。
このシナリオが実現すれば、ブレント原油も中期的な下降トレンドラインを上抜けするでしょう。中期的な強気トレンドが定着するには、終値で89.10を上回る必要があります。
ブレント原油がボックス圏相場に戻り、終値で75ドルを下回れば、強気シナリオは崩れることになります。
軽質スイート原油(WTI)は、本稿執筆時点で上値抵抗線を上回る74.75付近で取引されています。WTIは雲を超え、RSIは60の閾値を上回り、今後数週間に上昇することを強く示唆しています。200日移動平均線と79.18付近が上値抵抗線となっています。終値で79.18を上回れば、83.25-83.50まで上昇する可能性が高いでしょう。
WTIの終値が70を下回れば、短期的な上昇トレンドは崩れます。
200週移動平均線でみた中期的な値動きは弱気の見方を強く下支えしています。
83.50付近に強い上値抵抗線があります。
オランダTTF天然ガスは、50の上値抵抗線から押し戻された後に、下降トレンドが再開しました。現在、リトレースメント0.786を試しているオランダ天然ガスは、終値が28.10を下回れば、さらに下落する可能性があります。
RSIは現在40の閾値を試しており、終値がこれを下回れば下降トレンドが定着するでしょう。オランダ天然ガスが反発するのであれば、37-38付近まで戻る可能性があります。
短期的な下降トレンドが反転するには、終値で39.80を上回る必要があります。
ヘンリーハブ天然ガスは短期的な上昇トレンドにあり、3.00付近の上値抵抗線を試す可能性があります。
終値が2.53を下回ると、上昇トレンドが反転する可能性が高いでしょう。上昇トレンドラインの下限を割り込めば、そのシナリオに一歩近づいたことになります。
RSIは強気に傾き、天然ガス価格の上昇を示しています。